温度計センサーは私たちの身近なところで様々に利用されています。
基本的に、温度計センサーが使われているのは、温度を機械的、電気的、あるいは電子的に検知し、それによって機械装置を自動的に制御するためです。人間が快適に、また安全に生活していくためには、いろいろなところで温度を自動的に検知して機械装置を動かしたり止めたりすることが求められるシーンが多く、そのようなところではまず間違いなく温度計センサーが使われています。例えば夏の暑い時期、冬の寒い時期に使うエアコンやガスファンヒーターなどは、快適さに大きく役立っています。予め設定した希望の室温になるまで作動を続け、その室温に達すればアイドリング状態になります。
そのまま時間が経過して設定温度から外れてくると、何もしなくても自動的に運転が再開されるでしょう。人間がいちいちオンオフを操作しなくてもこのようなことが可能なのは、装置には室温を検知する温度計センサーの仕組みが備わっているからです。あるいは、冷蔵庫も、室温ではありませんが庫内を温度を一定の範囲内に保つことで食品等を長期間保存できるようにし、同じように私たちの快適な生活に大きく寄与しています。この他にも例えばガスコンロ、電気ポットなどでは過熱防止装置がついているはずで、ある一定以上の温度になれば火災防止のために自動的にストップする仕組みがあります。これも温度計センサーのなせる技で、快適な生活とともに安全のためにも役立っているわけです。